LIFE

森の国 Valleyの営み
2021.11.22

隠れたしいたけの森

全国を旅する出張料理人であり次の世代を生き抜く若手料理人が集まるChef’s Roomとコラボレーションした3日間限定のランチコース。森の食材を探し魅力を発見していく5日間の旅を経て、愛媛県松野町「森の国」の大自然を探求してきました。10月7日〜9日は、3日間限定で森の国の食材を前面に出し海、山をテーマにした「森を食べる野生コース」を2種類ご用意しています。お皿の上の一つ一つの食材にはそれぞれ壮大なるストーリーがあります。料理人たちが実際に足で歩いて仕入れた食材をご紹介します。

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秋の味覚の一つ。しいたけ。
森の国では、原木しいたけを栽培している住民も多い。
今年でしいたけ栽培を始めて5年目になるという農家さんが「今日しいたけを採りに行くよ〜」と誘ってくれたので、早速ついていってみた。

しいたけ栽培には、風通しがよく、直射日光があたらず、適度に木漏れ日が差し込む湿度の高い場所が適しているという。
そしてそんな気候条件にぴったりの環境が、森の中だ。

水路をたどり3分ほど歩くと、踏み入れたことのない森が見えてきた。

これぞ、しいたけの森!
まさにしいたけ栽培にはもってこいの、美しい環境だ。
雨が降ると大きく成長するため、雨上がりの翌朝に収穫するのが良いとか。

初めて生でみた。原木に成っているしいたけを。
ちなみに、原木の最適樹はクヌギやコナラなどが良いと言われている。

収穫方法は石鎚となる根本部分をつまんでクイっとひねるだけ。
「カサの裏を触ってみて膜がなくなってたら採って良いよ〜」と教えてくれた。
(最初はカサの裏にヒダがあり、薄い膜ができているがその膜はだんだんと切れるのだそう)

カサが開ききっておらず、巻きが少し残っているしいたけ。
「これぐらいが一番おいしいばい」とのこと。

たくさん収穫でき、すぐには食べきれないので半分以上は乾燥させ、保存食に。

生の原木しいたけはあまり市場には出回らないから、とても貴重。
早速家で焼いて食べてみると、肉厚でモチモチで驚いた!
歯応えがあり、噛めば噛むほど味が出てくる。

今まで食べたしいたけの中でも最も美味しいしいたけだった。

ライター/井上美羽